はじめに
サウナというと、心地よい暖かさと汗ばむ肌を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、真のサウナ体験はその一部に過ぎません。サウナと同じくらい重要なのが、今回のテーマである「水風呂」です。体をクールダウンさせ、サウナの効果を高め、そしてリラクゼーション体験を最大限に引き出すのが、この水風呂の役割です。
水風呂の重要性
サウナから出た後に体を冷やす水風呂は、サウナ体験の一部として欠かせません。
その理由は2つあります。
一つ目は、急激な温度変化が体に与える刺激が、血液循環を活性化させ、新陳代謝を高めること。
二つ目は、体温を急速に下げることで深いリラクゼーションをもたらし、心地よい疲労感を引き起こすことです。
水風呂の種類
水風呂は一口に言っても、その形態はさまざまです。
日本で最も一般的な水風呂は石や木で作られた浴槽の水風呂です。日本の銭湯や温泉施設では、外気浴と並行して水風呂が用意されていることが多く、その温度もチラーという機械によって一定に保たれていることで快適に水風呂を楽しむことができます。
一方、伝統的なフィンランドのサウナでは、湖や川で水浴をすることも多いです。これは、季節によっては氷点下の自然水に身を沈めるという究極の体験です。日本でも長野県や北海道の湖や川に隣接したサウナでは実施しているところもあります。
その他、都市型のサウナやスパでは、スペースなどの点から冷水シャワーが設けられていることがあります。
サウナクノックの水風呂
当社サウナクノックでは北アルプスの天然地下水を掛け流しで水風呂をご用意しております。
その為、飲める天然水であり、肌触りは非常に柔らかいです。
温度は12度に設定されており、サウナ室の110度からの温度差がリラクゼーションをもたらします。
水風呂の効果
水風呂にはさまざまな効果があります。
体温を下げることで血圧を下げ、心拍数を減らし、体の熱を取り除きます。これにより、体はリラックスし、心拍数と血圧が落ち着きます。
さらに、冷たい水に浸かることで血管が収縮し、その結果として血流が促進され、筋肉の疲労回復が早まります。
また、冷たい水に浸かると体はエネルギーを消費し、これが代謝を高める効果をもたらします。その結果、体温調節機能が改善され、免疫力が高まるとも言われています。
サウナと水風呂は一緒に利用することで、その効果を最大限に引き出すことができます。ただし、心臓病や高血圧などの既存の健康問題がある場合や、特に高齢の方は、適切な使用法と、医療専門家との相談が必要です。また、水風呂に入る際は、ゆっくりと深呼吸をしながらゆっくりと入ることが重要です。これにより、体が冷たい水に対してショックを受けずに温度変化に対応することができます。
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参考文献 :
- “Cold Water Immersion (CWI) in the Management of Sports Injuries” は、冷水浸漬がスポーツによる筋損傷の管理に有用であると結論付けています(ソース: NCBI)。
- “Regular winter swimming substantially improves the quality of life” は、一般的な健康状態の改善は、冬の定期的な水泳(すなわち、冷水浸漬)によってもたらされる利点しています(ソース: PubMed)。